日本気象協会は、天気総合ポータルサイト「tenki.jp」の津波情報ページで、気象庁が設けている検潮所や沖合で観測された津波情報の提供を2013年3月7日開始した。海面の変動情報をリアルタイムに掲載して、判断の助けにする。

 全国の沿岸にある約200カ所の検潮所での津波の観測結果や、新たに発表されるGPS波浪計などの沖合での津波の観測結果をリアルタイムに掲載する。また、海面変動0.2m未満の「津波予報(若干の海面変動)」の情報も提供する。

 あわせて、M8を超える規模の地震について「巨大地震」と表現し、警報時の津波の規模の表現に「巨大」「高い」などを加えるよう変更した。気象庁の新しい津波警報注意報の開始を受けたもので、危険が判断しやすくなる。

 東日本大震災では、地震直後に発表された警報注意報の津波の数値が、地震の詳細なデータが分かる前で実際より低かったため、住民の避難の判断に影響した可能性が指摘されている。