写真1●携帯電話大手3社の純増数推移
写真1●携帯電話大手3社の純増数推移
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写真2●携帯電話大手3社における番号ポータビリティ(MNP)の転入出状況
写真2●携帯電話大手3社における番号ポータビリティ(MNP)の転入出状況
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 電気通信事業者協会(TCA)は2013年3月7日、2013年2月末時点の携帯電話契約数を発表した。新規契約数から解約数を差し引いた純増数は、ソフトバンクモバイルが25万5300件と14カ月連続の首位(写真1)。2位のKDDI(au)は21万2700件、3位のNTTドコモは14万3400件だった。

 iPhone 5の登場以降、NTTドコモは2回の純減を記録するなど苦戦が続いているが、2月は盛り返した。2月9日に発売した「XPERIA Z SO-02E」を中心に販売が好調。学割キャンペーン(関連記事)も人気が高いという。各社純増数に含まれる通信モジュールの純増分はNTTドコモが5万5400件、KDDIが2万1900件、ソフトバンクモバイルが8万6900件となっている。

 番号ポータビリティ(MNP)による転入出状況は、KDDIが6万2900件の転入超過と17カ月連続の首位(写真2)。ソフトバンクモバイルは3万1200件の転入超過、NTTドコモは9万3200件の転出超過だった。iPhone 5の登場以降、NTTドコモは10万件超の転出超過が続いていたが、今回初めて10万件を下回った。

 携帯大手3社以外の純増数はウィルコムのPHSが4万6800件、ソフトバンク系のWireless City PlanningのAXGPが13万3000件、KDDI系のUQコミュニケーションズのWiMAXが4万8600件だった。PHSは累計500万件、WiMAXは累計400万件の大台をそれぞれ突破した。