イオンとソフトバンクテレコム、ヤフーは2013年3月7日、スマートフォンやタブレット端末向けの新サービスで協業すると発表した。O2O(Online to Offline)サービスと公衆無線LAN、スマートフォン用アプリ開発の三つで協業する。

 まず2013年3月15日にO2Oサービスを開始する。Yahoo!Japanのトップページに掲載するバナー広告からイオンやイオンモールの各種キャンペーンへの参加を誘導し、特典発行バーコードを発行する。ユーザーはメールやプリントアウトなどでバーコードを持参し、イオン店頭にあるクーポン発券機「HappyGATE」にかざすことで特典クーポンを受け取る。HappyGATEは当初、全国のイオンなど総合スーパー約460店舗に設置する。また、マックスバリュなどのスーパーマーケット約1000店舗でも順次サービスを開始する。

 次に6月より順次、イオンモールをはじめとするショッピングセンターに、ソフトバンクテレコムが無線LANアクセスポイントを設置し、無料でインターネット接続できる「AEON Wi-Fi(仮称)」を開始する。スマートフォンをAEON Wi-Fiに接続すると電子クーポンや広告がプッシュ配信される。今後は各通信事業者の無線LANサービスもローミングする予定としている。

 最後に2013年度上期中に、マルチキャリア対応スマートフォン用アプリ「イオンサービスアプリ(仮称)」を利用した実験を首都圏で開始する。AEON Wi-Fiと連携し、来店時にポイントを付与したり、ショッピングセンター内のイベント誘導などを実現するアプリとなる。既存のポイントプログラムである「来店WAONポイント」との連携も予定している。

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