米Microsoftは現地時間2013年3月6日、最新版オフィスアプリケーションスイート「Office 2013」の使用ライセンスの変更について発表した。使用しているパソコンに不具合が発生した場合や、パソコンを買い換えた場合、ユーザーは同一ライセンスでOffice 2013を新しいシステムにインストールできる。

 今回の変更は、ユーザーのフィードバックに応えたもの。従来の使用ライセンスでは、保証の下でパソコンが障害を起こした場合のみ、新たなシステムへの移行が許されていた。

 変更後の使用ライセンスでは、別システムへの移行が90日ごとに1回のみ認められる(ハードウエア障害の場合は90日より短い期間で認められる可能性がある)。別システムに移行すると、そのシステムが「ライセンスを受けたコンピュータ」となる。別システムに移行した際には、必ず元のシステムからソフトウエアを削除しなければならない。

 商品に付属する使用ライセンスの文章改訂は将来のリリースで実施するが、変更はただちに発効される。新たな使用ライセンスは「Office Home and Student 2013」「Office Home and Business 2013」「Office Professional 2013」、および単体のOfficeアプリケーションが対象となる。

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