米comScoreは現地時間2013年3月6日、米国スマートフォン市場に関する調査結果を発表した。同年1月(2012年~11月~2013年1月の3カ月平均、以下同)におけるスマートフォンメーカー別加入者数(13歳以上)シェアは、米Appleと韓国Samsung Electronicsがそれぞれ1位と2位を維持した。

 各メーカーの市場シェアはAppleが37.8%、Samsungが21.4%。この後、台湾HTC(9.7%)、米Motorola Mobility(8.6%)、韓国LG Electronics(7.0%)が続いた。このうちAppleのシェアが3カ月前から3.5ポイント増と大きく伸びた。2012年9月下旬に発売した「iPhone 5」と、それに伴って値引き販売を始めた旧モデルの効果が出たようだ。またSamsungのシェアも同1.9ポイント増と比較的高い伸びを示した。一方HTCは同1.7ポイント減、Motorolaは同1.4ポイント減と前月に続いて減少した。LGは同0.3ポイント増と小幅な伸びにとどまっている。

 1月における13歳以上の米国スマートフォン所有者数は1億2940万人となり、3カ月前から7%増加した。携帯電話加入者全体(13歳以上)に占める割合は55%に達し、前月から1ポイント増えた。

 スマートフォンのOS別シェアを見ると、米Googleの「Android」が52.3%でトップを維持し、Appleの「iOS」が37.8%でこれに次いだ。カナダBlackBerry(旧社名:RIM)の「BlackBerry OS」は5.9%、米Microsoftの「Windows Phone」は3.1%、フィンランドNokiaの「Symbian」は0.5%。このうち3カ月前からシェアが伸びたのはiOSのみ(3.5ポイント増)で、ほかはいずれも減少した、Androidは1.3ポイント減、BlackBerry OSは1.9ポイント減、Windows PhoneとSymbianはともに0.1ポイント減となっている。

[comScoreの発表資料(2013年1月の調査)]
[comScoreの発表資料(2012年12月の調査)]