画面●Google Maps最新版で「カフェ」をワンタッチ検索したところ
画面●Google Maps最新版で「カフェ」をワンタッチ検索したところ
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 米Googleは現地時間2013年3月5日、米Appleの「iPhone」に最適化した地図アプリケーション「Google Maps for iPhone」をアップデートした。近隣の場所を素早く検索するためのアイコンを新たに設けるなど、探しやすさを一層向上した。

 新版(バージョン1.1)では、レストラン、コーヒーショップ、バー、ガソリンスタンドなどカテゴリー別にアイコンを用意した。例えばコーヒーショップを急いで見つけたい場合、検索ボックスをタップして、コーヒーカップのマークをタップすれば、付近にあるコーヒーショップの情報が表示される(画面)。

 また、Googleサービスの連絡先管理機能「Google Contacts」を統合したことにより、Googleアカウントにサインインした上で友達の名前を検索すると、友達の住所も登録されていれば地図上でその住所が表示される。

 そのほか、新たにバーレーン、エジプト、レバノン、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)で英語版を展開する。距離の単位はキロメートルとマイルで切り替えできる。

 Google Maps for iPhone 1.1は「App Store」から無償でダウンロード可能。「iOS 5.1」以降に対応する。

 Google Maps for iPhoneが最初にリリースされたのは昨年の12月(関連記事:iPhone向けGoogle Maps、公開数時間でApp Store無償アプリの首位に)。それに先立つ9月に、AppleはモバイルOS「iOS 6」をリリースした。iOS 6はそれ以前のiOSで採用していたGoogle Mapsに代えて自社開発のアプリケーションを導入したが、情報の誤りや不具合が多数指摘され、Tim Cook最高経営責任者(CEO)が公式謝罪(関連記事)し、幹部2人が辞任する事態となった。

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