画面1●iPhone/IPad用の「iBooks」アプリ
画面1●iPhone/IPad用の「iBooks」アプリ
[画像のクリックで拡大表示]
画面2●「iBooks」の日本語書籍メニュー
画面2●「iBooks」の日本語書籍メニュー
[画像のクリックで拡大表示]

 米Appleは2013年3月5日、iPhone/iPadなどで使える電子書籍アプリ「iBooks」のアップデート版「iBooks 3.1」をリリースした(画面1)。同時に、日本語版電子書籍の配信を本格的に開始した。

 現時点では、横山秀夫、浅田次郎、石田衣良、山崎豊子といった人気作家の作品や、『ドラゴンボール』『ワンピース』といった人気コミックなどが閲覧できる(画面2)。価格は、おおむね紙の文庫・コミックに近い値付けになっている。

 AppleはiPhone 5が発売された直後の2012年10月に日本語電子書籍への参入を発表していた(関連記事)が、その後、半年近くを要した。日本では、米Amazon.comの「Kindle(キンドル)」や、「楽天Kobo(コボ)」、凸版印刷系の「Lideo(リディオ)」などが先行しており、Appleは最後発での参入となる。

関連記事:「無料通信付き端末」が起爆剤、2013年は日本の電子書籍飛躍の年