写真●LAPLINKヘルプデスク(Ver.2.10)の画面(Webダッシュボード画面)
写真●LAPLINKヘルプデスク(Ver.2.10)の画面(Webダッシュボード画面)
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 インターコムは2013年3月4日、エンドユーザーのPC画面をリモート操作できるSaaS型ヘルプデスクソフトの新版「LAPLINKヘルプデスク(Ver.2.10)」(写真)を発表した。3月7日に販売開始する。新版では、オペレーターのPC画面をエンドユーザーのPC画面内に表示できるようにするなど、使い勝手を高めた。

 LAPLINKヘルプデスクは、SaaS型のヘルプデスクソフトである。ヘルプデスクを提供するオペレーターと、ヘルプデスクを受けるユーザーが、ともに専用のプログラムとWebブラウザーを併用してSaaSにHTTP/HTTPSでアクセスして利用する。ヘルプデスクでは、PCの操作方法などを、実際の画面を見ながら説明できる。専用プログラムはWindows XP以降で動作するが、オプションによってMac OS XやAndroidでもヘルプデスクを利用できる。

 今回の新版では、オペレーターのPC画面を、ユーザー側の画面内に表示できるようにした。従来は、オペレーターとユーザーでユーザーのPC画面を共有し、オペレーターがユーザーのPC画面を直接リモート操作する使い方しかできなかった。今回、これを改良し、画面の操作方法を、以前よりも伝えやすくした。さらに、サポートの総対応件数や平均対応時間など、サポートセンター全体の対応状況が一目で分かるWebダッシュボード画面を搭載した。

 新版ではまた、オペレーターやユーザーのPCに専用プログラムを事前にインストールすることなく利用できるようにした。利用する際に実行形式ファイル(exe)を実行するだけでよい。利用できる機能に一部制限が付くが、インストール作業(レジストリーの書き換えや特定フォルダーへの展開など)が不要になる。

 ライセンス価格(税込み)は、オペレーター数やユーザー数にはよらず、同時接続数で決まる。同時接続1~9人の最小規模で1同時接続当たり年額21万円、50~99同時接続で1同時接続当たり年額16万8000円など。月額の場合、規模によらず1同時接続当たり1万8900円。Mac OS Xを管理する場合のオプション費用は、年額が1~9同時接続の最小規模で1同時接続当たり年額1万500円、月額の場合、規模によらず1同時接続当たり1050円など。