NTTPCコミュニケーションズは2013年3月4日、共用レンタルサーバー「WebARENA SuiteX」のオプションとしてバックアップサービスの提供を開始した。最大7世代のデータをバックアップでき、人為ミスなどでデータを失った場合に任意の時点のデータに書き戻せる。従来は、機器故障に備えたNTTPC側での自動バックアップだけだった。

 新サービスは、個人事業主や中小企業向けのレンタルサーバーサービスであるWebARENA SuiteXが対象。電子メールやホームページ、ホームページのバックエンドにあるデータベース、SaaS提供するグループウエア「desknet's-e」といった各用途のデータをバックアップできる。定期的な自動バックアップも可能。各種設定は、管理画面からユーザー自身で実行できる(写真1)。

タイトル
写真1●管理画面でバックアップのスケジュールを設定できる

 バックアップ先の環境は、同一データセンターの別フロアに設置したストレージ装置。バックアップ元とは、きょう体レベルで冗長性を持たせる。バックアップ先のストレージ容量には制限がないため、上限を気にせずに済む。

 基本契約(バックアップ元のレンタルサーバーのストレージ容量)が30Gバイトの場合、料金は3世代分のデータをバックアップする「データバックアップ3世代」が月額1575円、7世代分のバックアップが可能な「データバックアップ7世代」が月額3150円となる。