画面●デリバティブの売買停止を知らせる大阪証券取引所のWebサイト
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 大阪証券取引所で、2013年3月4日朝からデリバティブ(金融派生商品)の売買システムにトラブルが発生した。大証は午前10時20分から順次、「日経平均オプション」「日経平均VI先物」「日経平均先物(ラージ、ミニ)」「大証NYダウ先物」「日経300先物」「RNプライム先物」の取引を全面停止した(画面)。

 その後、午後2時10分から全商品の取引を再開した。取引時間の延長などはせず、定刻通り終了するとしている。デリバティブ以外の現物株式の取引は、平常通り行われている。

 システムトラブルの詳細については、「現在、対外的に説明できるよう情報を取りまとめているところ」(大証総合管理室広報担当)としている。米NASDAQ OMX社製のシステムを採用して2011年2月14日から稼働している大証のデリバティブ売買システム「J-GATE」に何らかのトラブルが発生したとみられる。