ボルボの「Sensus Connected Touch」
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アプリをユーザーが追加できる
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米ゼネラルモータースのIVIシステム
米ゼネラルモータースのIVIシステム
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米インテルがモバイルOSのTizenを使って開発している車載システム
米インテルがモバイルOSのTizenを使って開発している車載システム
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富士通もHTML5ベースの車載システムを展示
富士通もHTML5ベースの車載システムを展示
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 2013年2月25日から28日までスペイン・バルセロナで開催されているモバイル関連の展示会「Mobile World Congress 2013」の会場では、自動車のダッシュボードに埋め込まれた高機能なIVI(In-Vehicle Infotainment)が数多く展示されていた。

 スウェーデンのエリクソンやテレノール・コネクションは、同じくスウェーデンのボルボが2013年5月から搭載を進める「Sensus Connected Touch」を展示していた。タッチ画面で各種のアプリを選択できるほか、音声でアーティスト名を検索する機能もある。無線LANルーターかスマートフォンのテザリングを使うことでインターネットに接続できる。自分でアプリを追加することも可能。

 米ゼネラルモータースは2014年から通信事業者の米AT&Tと提携して、LTEなどネット通信機能を持ったIVIシステムを提供すると発表した。シボレー、ビューイック、GMC、キャデラックなどの車種で展開していくという。

 米インテルはスマートフォン向けの新OSとして注目を浴びている「Tizen」を使ったIVIを展示した。画面上で走行速度、外部の気温、タイヤの状態などさまざまな情報を確認できる。これらのアプリを全てHTML5で記述している点が特徴となっている。

 富士通もHTML5ベースのIVIシステムを展示した。ダッシュボードにスマートフォンを挿し込むと、スマートフォンに保存してある音楽を再生できる。写真の表示も可能。車の走行速度が上がるとアイコンが大きくなるといった、操作ミスを防ぐ工夫もある。