政府は2013年3月1日、「内閣法等の一部を改正する法律案(政府CIO法案)」を閣議決定し、国会に提出した。

 法案では、現行の内閣法で設置を規定している「内閣危機管理監」に加えて、「内閣情報通信政策監(政府CIO)」を置くとしている。条文には「内閣情報通信政策監は、内閣官房長官及び内閣官房副長官を助け、命を受けて内閣官房の事務のうち情報通信技術の活用による国民の利便性の向上及び行政運営の改善に関するものを統理する」とある。

 政府CIOである遠藤紘一氏(関連記事1関連記事2)は既に内閣官房政府CIO室に勤務しているが、法制度上の裏付けがない状況だ。法案が国会で成立すれば、政府CIOを正式な官職として位置付けられることになる。

[内閣官房の発表資料]