写真●企業向けチャットソフト「ChatWork」の画面例
写真●企業向けチャットソフト「ChatWork」の画面例
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 日本のベンチャー企業であるチャットワークは2013年3月1日、シンガポールのIT企業Malifaxと総代理店契約を結んだと発表した。Malifaxは、チャットワークが開発・販売する企業向け情報共有支援ソフト「ChatWork」(写真)をシンガポール国内で独占販売する。チャットワークが海外企業と提携するのは初めて。

 Malifaxは自社の顧客企業にChatWorkを販売するほか、シンガポールの総代理店としてChatWorkのサポート窓口設置や代理店への販売などを手掛ける。ChatWorkはチャット形式の短文のやり取りを中心にして、企業内の情報共有を支援するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)だ。

 日本ではKDDIがチャットワークとの業務提携により、ChatWorkを販売している。2011年3月に提供を開始し、登録ユーザー数は15万人。チャットワークの山本敏行社長は「電子メールの代わりに利用することを想定し、“企業向けのLINE”を目指している」と、ChatWorkについて説明している。

■修正履歴
第3段落1文目で「日本ではKDDIが代理店としてChatWorkを販売している。」としていましたが、KDDIはチャットワークからOEM供給を受けてChatWorkを提供しているため、表現を変更しました。本文は修正済みです。 [2013/03/04 11:40]