写真●米Microsoftのタブレット端末「Surface」
写真●米Microsoftのタブレット端末「Surface」
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 米Microsoftは現地時間2013年2月28日、独自のWindowsタブレット「Surface」の販売拡大について明らかにした。3月下旬から、より広範な国および地域で販売を順次開始する。日本では、Windows 8のARM版である「Windows RT」を搭載した「Surface with Windows RT(Surface RT)」が投入される。

 Windows RTは日本のほか、メキシコ、ニュージーランド、ロシア、シンガポール、台湾に販売地域を拡大する。「今後数カ月で購入可能になる」としているが、詳細な発売日や価格は明らかにしていない。日本のティーザーサイトでは「COMING SOON」と表示され、「詳細は近日発表予定」と記載されている。

 Windows 8の上位エディション「Windows 8 Pro」を搭載した「Surface with Windows 8 Pro(Surface Pro)」は、新たにオーストラリア、中国、フランス、ドイツ、香港、ニュージーランド、英国に投入する。こちらも向こう数カ月で販売するとし、発売日や価格など詳細については随時発表するという。

 Microsoftは2012年10月26日に、Windows 8の正式リリースに合わせて、Surface RTを米国、カナダ、オーストラリア、中国、フランス、ドイツ、香港、英国で発売。2013年1月22日には、欧州13カ国への販売拡大を発表した。一方Surface Proは、2月9日に米国とカナダで販売を開始した(関連記事:Microsoft、「Surface Pro」を北米で2月9日発売へ、64GBモデルは899ドル)。同社Surfaceチームによると、同社のブログには「Surface Proを北米以外でも販売してほしい」とのコメントが多数投稿されているという。

 Surface RTの米国での希望小売価格は、32Gバイトモデルが499ドル、64Gバイトモデルが599ドル。キーボード兼用カバー「Touch Cover」が付属した場合それぞれ599ドル、699ドルとなる。Surface Proは、64Gバイトモデルが899ドル、128Gバイトモデルが999ドルとなっている。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]