アプリソは2013年2月28日、同社の製造実行管理ソフト「FlexNet 製造プロセスインテリジェンス(MPI)」を、アルプス電気が導入したと発表した。FlexNet MPIは、製造や設備、従業員管理など製造オペレーション全体を可視化する機能を備える。データ分析を通じて、生産性や品質の向上を支援する。

 アプリソは、製造実行システム(MES)と物流実行システム(LES)の管理ソリューション「FlexNet」の専業ベンダー。FlexNetでは、製造管理や倉庫管理、品質管理といったアプリケーションと機能部品を組み合わせ、各社の要件にマッチしたシステムが構築できる。「MESとERP(統合基幹業務システム)の機能分担を考えたアーキテクチャーを持つこともFlexNetの特徴」(アプリソ ジャパンの前波和幸セールス マネージャー)である。アルプス電気は、MESとしてFlexNetを採用し、グローバル17拠点の製造オペレーションの効率化を進めている。

 今回、導入が発表されたFlexNet MPIは、米マイクロソフトのデータベース「Microsoft SQL Server Enterprise Edition」のMicrosoft BI上に構築してある。データマッピングやOLAPキューブ、各種KPIなどが事前設定されており、製造や物流、品質、設備保守にわたるダッシュボード機能を提供する。