トップ画面にはアイコンやコンテンツ一覧が並ぶ。左のタブレット版Ubuntuも操作方法はほぼ同じ
トップ画面にはアイコンやコンテンツ一覧が並ぶ。左のタブレット版Ubuntuも操作方法はほぼ同じ
[画像のクリックで拡大表示]
左からスワイプするとアイコンの一覧が出てくる
左からスワイプするとアイコンの一覧が出てくる
[画像のクリックで拡大表示]
上からスワイプすると設定項目が表示される
上からスワイプすると設定項目が表示される
[画像のクリックで拡大表示]

 LinuxベースのOS「Ubuntu」を開発する英カノニカルは2013年2月25日から開催されているモバイル関連の展示会「Mobile World Congress 2013」の会場で、スマートフォン向けの「Ubuntu for phones」の動作デモを公開。アプリの切り替えなど操作が滑らかにできることをアピールした。

 Ubuntu for phonesはパソコン版と同様にLinuxをベースとしている一方、デバイスドライバーはAndroidのものが利用できる仕組みとなっている。会場のデモは韓国LG電子のNexus 4などの端末を使っていた。製品化は1年以内を目標にしているという。

 Ubuntuのトップ画面には、ほかのスマートフォンと同じように複数のアイコンが並んでいる。Androidと異なる点は、横方向のスクロールだけでなく、画面を縦方向にスクロールできること。画面左からスワイプするとアプリの一覧が現れる。画面上部からスワイプするとネットワークやサウンドなどの機能を切り替える設定画面が出てくる。

 Mobile World Congress 2013で目玉の一つとなったモバイル向けOS「Firefox OS」と同様に、ネイティブアプリのほかHTML5アプリの2種類を実行できる。なお、現状のデモ機ではアプリの配信マーケットは用意されていない。

 スマートフォン版のほか、タブレット向けの「Ubuntu on tablets」も展示している。操作方法はスマートフォン版とほぼ同じ。画面の右からスワイプすると、その場で開いているアプリの画面と同時に、別のアプリの内容を表示できる。

■変更履歴
「Ubuntu on phones」としていましたが、正しくは「Ubuntu for phones」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2013/3/1 16:00]