画面●Instagramの1億人突破を知らせる表示
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 米Facebook傘下のInstagramは現地時間2013年2月26日、月間アクティブユーザーが1億人を突破したと発表した(画面)。

 InstagramがWebサイトに掲載している統計によると、毎日4000万枚の写真がアップロードされ、毎秒8500件の「いいね!」(ハートのアイコン)が付けられ、毎秒1000件のコメントが投稿されている。Instagramは今年1月に、月間アクティブユーザーが9000万人を超えたと発表しており、約40日間で11.11%成長したことになる(米TNWの報道)。

 Instagramは米スタンフォード大学卒業生のKevin Systrom氏とMike Krieger氏が2010年10月に立ち上げたモバイル向け写真共有サービス。当初は米Appleのスマートフォン「iPhone」向けのアプリケーションを提供して人気が高まり、その後、米Googleのモバイルプラットフォーム「Android」向けアプリケーションをリリースした。

 2012年4月にFacebookによる買収計画が発表され、9月に手続きが完了しFacebook傘下となった。買収総額は当初10億ドルとみられていたが、Facebookが5月に新規株式公開(IPO)を実施後、Facebookの株価は下落し、手続き完了時の買収総額は約7億3650万ドルと推計されている(関連記事:FacebookがInstagram買収を完了、独立事業としてサービス継続)。

利用規約で反発も、ユーザーの伸びは止まらず

 Instagramは、ここ数カ月の間にWeb版プロフィールを作成し、Webで写真フィードを閲覧可能にするなどユーザー拡大に努めてきた(関連記事:Instagram、モバイル同様の写真フィード閲覧をWebで可能に)。

 昨年12月に、プライバシーポリシーおよびサービス利用規約の変更を巡ってユーザーの猛抗議を受けるなど厳しい状況に直面したが(関連記事:Instagram、利用規約変更に対するユーザーの猛抗議に謝罪)、こうした中でも順調にユーザー数を伸ばしていたようだ。

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