写真●desknet's NEOの画面(スマートデバイス向け)
写真●desknet's NEOの画面(スマートデバイス向け)
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 ネオジャパンは2013年2月26日、Web型グループウエア新版「desknet's NEO」(写真)について、新たに中小企業向けの「スモールライセンス」の販売を開始した。先行して2012年12月5日に販売を開始した中堅・大規模向け(100~数万人)の「エンタープライズライセンス」(関連記事)と同じ機能を、より小規模(5~300人)で利用できる。

 desknet's NEOはWeb型グループウエアの新版である。主な特徴は、HTML5を採用してユーザーインタフェースを構築し操作性を高めたこと。PC向けとスマートデバイス向けの画面を用意している。既存製品の基本機能(スケジュールなど)を強化したほか、社内SNS「ネオツイ」などの新機能を搭載した。ネオツイでは、Webブラウザーの再読み込みをすることなく、自分あてに届いたメッセージをリアルタイムに確認できるとしている。

 2012年10月10日に製品発表しており、大規模向けライセンスの詳細は同年11月28日に発表(12月5日に販売開始)している。このときにスモールライセンスについても言及していたが、正確な販売開始日と価格表は明らかにしていなかった。今回、価格表を開示するとともに、販売開始をアナウンスした形である。

5ユーザー4万1790円から導入可能

 スモールライセンスの価格(税込み)は、最小構成となる5ユーザーで4万1790円、100ユーザーで39万6900円、300ユーザーで104万7900円など(初年度保守料は無償)。これに対して、既存のエンタープライズライセンスの価格は、100~900ユーザー時に100ユーザー当たり50万円、ユーザー数無制限で1534万円など(初年度保守料込み)。

 スモールライセンスとエンタープライズライセンスとの間にアプリケーション機能の差異はない。システム実装面での両者の違いは、システム周りの拡張性である。まず、スモールライセンスでは、データベース管理システムとしてPostgreSQL 9.2を利用する。一方、エンタープライズライセンスでは、PostgreSQLのほかにSQL ServerやOracle Databaseなどの商用DBを選ぶことができる。さらに、エンタープライズライセンスでは、複数サーバーによる冗長構成/負荷分散構成がとれる。

 なお、2013年3月上旬には、desknet's NEO(スモールライセンスおよびエンタープライズライセンス)のクラウド版を販売開始する予定である。月額制のSaaSとして利用できる。