総務省は2013年2月22日、「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」を開催すると発表した。

 放送ネットワークの役割について「東日本大震災において災害情報の提供など国民が安心・安全に生活する上で放送が大きな役割を果たした」と位置づけ、特に、ラジオは災害時における有用性が強く認識されたとする。

 一方で、大震災では低地・水辺に立地する中波(AMラジオ)送信所の防災対策の必要性が明らかになったと指摘する。また、放送がその役割を発揮するためには国民にあまねく届くことが必要だが、現状は電子機器などの普及や建築構造の変化により、AMラジオの新たな難聴問題が顕著になっている。

 検討会は、今後とも放送が災害情報などを適切に提供できるように、こうした課題をテーマに放送ネットワークの強靱化策などについて検討する。

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