米Twitterは現地時間2013年2月20日、広告API「Twitter Ads API」を正式発表した。1月から一部パートナーとともにベータテストを実施していたもので、ベータパートナーはそれぞれ同日、Twitter向け広告管理機能の提供を開始した。

 Ads APIパートナーは、Twitter向け広告を管理する機能を自社製品に組み込み、顧客に提供する。マーケターは、Ads APIパートナーを通じてTwitter広告の入札や出稿を管理し、複数のチャネルにわたって展開している広告戦略と統合できる。

 現在Ads API導入で提携を結んでいるのは米Adobe Systems、カナダHootSuite、米Salesforce.com、米SHIFT、英TBG Digitalの5社。Adobeは統合デジタル広告プラットフォーム「Adobe Media Opti­mizer」にAds APIを実装し、顧客が「Face­book」や「LinkedIn」など他のSNS向け広告やディスプレイ広告などと合わせて、Twitterの広告製品「Promoted Tweets」「Promoted Accounts」を利用した広告キャンペーンを一元的に管理できるようにする。Salesforce.comはマーケティング支援サービス「Salesforce Marketing Cloud」で、HootSuiteは企業向けSNS「HootSuite Enterprise」で同様にTwitter広告管理機能を提供する。

 TwitterはAds APIパートナーの拡大を図り、現在、新たなパートナーを募集している。応募の中から一部を選んで提携を結ぶ予定。

 また同社は、サードパーティーの企業向けTwitter関連サービスを認定するプログラム「Twitter Certified Products Program」において、広告製品を対象に含めることも発表した。今後数カ月で、Ads APIと統合する広告製品の認定を開始する。

[発表資料(Twitterの公式ブログ)]
[発表資料(Adobeの公式ブログ)]
[発表資料(salesforce.comの公式ブログ)]
[発表資料(HootSuiteの公式ブログ)]