図●SAS Visual Analyticsの分析画面
図●SAS Visual Analyticsの分析画面
[画像のクリックで拡大表示]

 SAS Institute Japanは2013年2月19日、ビジュアル分析ツールの最新版である「SAS Visual Analytics 6.1」を発売した。メモリーだけを使用して高速にデータを分析し、分析結果を視覚的に表示することでパターンや関係性などを突き止めることができる。以前からある相関分析に加えて、時系列予測や重回帰分析などにも対応したほか、レポーティングなどのBI(ビジネスインテリジェンス)機能も強化した。

 SAS Visual Analyticsは、データ分析を超並列で実行する「SAS LASR Analytic Server」を核にした統合製品で、ユーザーはWebベースのインターフェースからビジュアル分析機能()が利用できる。

 今回のバージョンから、サーバー1台でSAS Visual Analyticsが稼働できるようになったため、システム導入のスモールスタートが可能になったとしている。これまでは、複数台のブレードサーバーや、データウエアハウス(DWH)ソフトウエアの「EMC Greenplum」か「Teradata」を搭載したアプライアンスサーバーが必要だった。