画面●無料メールサービス「Outlook.com」のWebサイト
画面●無料メールサービス「Outlook.com」のWebサイト
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 米Microsoftは2013年2月18日(現地時間)、個人向け無料Webメールサービス「Outlook.com」の正式提供を開始したと発表した。日本を含む全世界で利用できる。同社は2012年7月末からOutlook.comの「プレビュー版」を提供していた(関連記事)。この後6カ月間で約6000万人の利用者を獲得している。

 Outlook.com(画面)は原則として無料で容量無制限のWebメールを利用できる。TwitterやFacebookなどの外部サービス、MicrosoftのサービスであるSkyDriveやOffice Web Appsとの連携機能も提供する。

 Outlook.comは、既存サービス「Hotmail」の事実上の後継に当たる。Outlook.comプレビュー版の利用者は、そのまま正式版に移行できる。また、Hotmailの利用者は、Outlook.comに無料で「アップグレード」して利用できる。HotmailのアカウントとOutlook.comのアカウントを併存させたまま連携させることも可能だ。

 Outlook.comの主な競合サービスに当たるのが、米Googleの「Gmail」である(関連記事:「Outlook.com」は「Gmail」を超えたか?)。Microsoft自身もライバル意識を隠しておらず、Outlook.comのサービス紹介サイトに、Gmailとの比較表を掲載。米国内では、Gmailの“プライバシー侵害”を追及するネガティブキャンペーンを展開している(関連記事:「Gmailにだまされるな」、Microsoftがネガティブキャンペーン開始)。

[米Microsoftの発表資料(英語)]
[Outlook.comのWebサイト(日本語)]