NECラーニングは2013年2月18日、インターネットを利用した英語スピーキングテスト「OPIc(Oral Proficiency Interview-computer)」を4月から提供開始すると発表した。

 OPIcのベースとなる「OPI(Oral Proficiency Interview)」は、全米外国語教育協会ACTFLの公認評価者(Certified Rater)と受験者の1対1のインタビューで英語のコミュニケーション能力を判定するもの。これをインターネットで実施できるようにしたのがOPIcである。所要時間は、オリエンテーション20分、テスト40分の合計1時間。12~15問が出題される。テスト結果はACTFLの評価基準に基づいて公認評価者が7段階で評価。結果は受験日から5営業日後に確認できる。

 OPIcは現在世界40カ国以上で導入されており、特に韓国では1300社以上の企業で新卒採用や人事評価などに利用されている。今回のサービス提供にあたりNECラーニングは、OPIcのアジア地域での販売権を持つ韓国サムスングループのCREDUと提携。日本での独占販売権を獲得した。

 受験料は、1人9800円(税別)で、企業、大学、官公庁などに販売する。NECにおいても、2013年4月以降入社の新入社員や海外赴任予定者、海外業務担当者などがOPIcの受験を予定しているという。また、語学学校や研修ベンダーと連携し、OPIcテストセンターの増設、拡張を図る。将来的には個人への販売も予定している。

 NECラーニングでは、今後3年間で10万人の受験者数を目指す。