画面●「Adobe Edge Reflow」の紹介ページ
画面●「Adobe Edge Reflow」の紹介ページ
[画像のクリックで拡大表示]

 アドビ システムズは2013年2月15日、新しいWebデザインツール「Adobe Edge Reflow(プレビュー版)」のダウンロード提供を開始した(画面)。プレビュー版はAdobe Creative Cloudに登録すれば、誰でも無料で利用できる。インストールにはWindows 7/8か、Mac OS Xを搭載したパソコンが必要。

 スマートフォンやタブレット端末が普及するにつれて、Webデザイナーは様々な画面サイズや縦横比を考慮したユーザーインターフェースを設計する必要に迫られている。Edge Reflowは、様々な画面サイズ・縦横比に対応して柔軟に表示を調整する「レスポンシブWebデザイン」と呼ぶ概念に対応したのが特徴である。

 Edge Reflowでは、画面サイズごとの見え方を直感的に確かめながら、デザイン作業を進められる。Webページの装飾を規定する「CSS(カスケーディング・スタイルシート)」の仕様を最大限に生かして、画面サイズが変わってもデザインの統一感を保ちやすくできる。現状はCSSファイルの生成機能にほぼ特化しており、HTML(Webページの記述言語)エディターなど他のWebデザインツールとの併用が前提となる。

 同時にWebデザイン関連のツールである「Adobe Edge Animate」「Adobe Dreamweaver」「Adobe Edge Code(プレビュー版)」のアップデート版も提供開始し、それぞれの機能を強化した。

[アドビ システムズの発表資料(PDF)]
[Adobe Edge Reflowの紹介ページ]