写真●立命館宇治中学校・高等学校が生徒に配布する電子ブックリーダー「kobo Touch」
写真●立命館宇治中学校・高等学校が生徒に配布する電子ブックリーダー「kobo Touch」
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 学校法人立命館が運営する立命館宇治中学校・高等学校(京都府宇治市、チャールズ・フォックス校長)は2013年2月15日、全校生徒約1600人に楽天の電子ブックリーダー「kobo Touch」(写真関連記事)を配布すると発表した。4月の新学期から利用を開始する。

 立命館宇治は全校で読書教育に力を入れており、中学校では3年間で100冊、2万ページ以上を読了することを目標としている。koboの導入によって、読書冊数と読書時間の増加を目指す。

 生徒は入学から卒業までの間、自由にkoboを利用できる。全校で毎朝15分間設定されている「読書の時間」に使うほか、授業での利用も検討している。さらに、校内に「kobo活用委員会」を設置し、読書教育の充実と活用推進を図る。

 楽天によれば、国内の教育機関で全校生徒を対象に電子ブックリーダーを導入する初めての事例になる。koboの端末約1600台(約1100万円相当)は楽天が寄贈する。楽天はこれまでも立命館宇治の国際教育に関して協力関係にあった。

[楽天の発表資料]