写真1●販促コンテンツ管理サービスの利用画面(出典:NEC)
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写真2●TWINPOS5500Piの外観
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 NECとNECインフロンティアは2013年2月15日、その時々の店舗の売り上げ状況に合わせて店長が販促映像を自由に組み替えられるデジタルサイネージサービス「販促コンテンツ管理サービス」(写真1)を発表、同日販売を開始した。外食店舗向けのクラウドサービス群「NeoSarf/FoodService」に追加した新サービスとなる。価格(税別)は、店舗当たり月額2000円。販売目標は、今後3年間で1万店舗。

 クラウド型(SaaS型)で提供する、映像コンテンツの配信サービス。外食店舗において顧客に商品の販促映像を見せるデジタルサイネージの使い方を想定している。素材となる映像コンテンツはあらかじめ配信サーバー(SaaS)側に登録しておく必要があるが、店長みずからWebブラウザーを介して配信スケジュールをリアルタイムに変更/組み替えることができる。操作は簡単で、サムネイル化されたコンテンツ一覧からコンテンツを選び、表示したい時間帯にドラッグするだけだという。

 映像を表示するサイネージ機器としては、マルチディスプレー型のPOS(販売時点情報管理)端末、パソコン、タブレット端末などが利用できる。Windows Media Playerなどの映像再生ソフトを使って表示する仕組み。NECインフロンティアでは、同社製品でマルチディスプレー型のPOS端末「TWINPOS5500Pi」(写真2)と組み合わせて使うと便利である点をアピールしている。

 なお、外食店舗向けクラウドサービス群であるNeoSarf/FoodServiceには、今回の販促コンテンツ管理サービスのほかに、「リアルタイム店舗管理サービス」「QSC管理サービス」「勤務管理サービス」「マーケティングサービス」という四つの既存サービスがある。それぞれの概要と価格(店舗当たりの税別価格)は、以下の通り。

 リアルタイム店舗管理サービスは、POSサービス。価格は月額2000円。QSC管理サービスは、飲食業の基本であるQSC(品質/サービス/清潔さ)の評価を可視化する。価格は月額2000円。勤務管理サービスは、従業員の勤怠状況を管理する。価格は月額6000円。マーケティングサービスは、会員にモバイルクーポンを発行できるようにする。価格は月額2000円。