図●パソコンでBumpサイトを開き、モバイルデバイスでパソコンのスペースキーをタッチするだけでデータ交換ができる
図●パソコンでBumpサイトを開き、モバイルデバイスでパソコンのスペースキーをタッチするだけでデータ交換ができる
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 デバイス同士の接触でデータ交換が行えるアプリケーション「Bump」を手がける米Bump Technologiesは現地時間2013年2月14日、Web版をアップデートしたと発表した。AndroidおよびiOSデバイスのいずれとも、さまざまなデータを双方向でやりとりできる。

 Bumpは、アプリケーションをインストールしたスマートフォンやタブレット端末同士を軽く当てることでファイルのやりとりを可能にする。Android版iOS版のアプリケーションを無償で提供している。

 今回のWeb版のアップデートにより、モバイルデバイス同士でやりとり可能な写真、ビデオ、連絡先情報、ドキュメント、表計算シートといったデータがすべて、モバイルデバイスとパソコンの間でも双方向に移動できるようになる。

 9カ月前にWeb版を立ち上げてからこれまでは、写真のみをサポートし、モバイルデバイスからパソコンへの一方向に限られていた。

 新版の使い方は簡単だ。パソコンでBumpサイトを開き、Bumpアプリケーションがインストールされたモバイルデバイスでパソコンのスペースキーをタッチするだけで済む()。

 スマートフォンの写真やビデオをパソコンに保存するほか、スマートフォンの連絡先情報のバックアップをパソコンに保存しておいて、新しい端末を購入した際にパソコンから読み込むといった利用方法を同社は提案している。また、パソコンで作成したプレゼンテーションをスマートフォンに移し、それを会議室のコンピュータに取り込むという使い方もできる。

 同社によると、過去2カ月間でWeb版の1日当たりの利用者数は50%増加した。Bumpユーザー全体に占める割合はごくわずかだが、同社は「重大な意味を持つ」としている。米メディア(CNET)によると、Bumpアプリケーションの累計ダウンロード数は1億2500万件を超えているという。

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