写真1●NTT東日本の滝澤正宏担当部長
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写真2●フレッツ・マーケットで配布するアプリ「miFa」
写真2●フレッツ・マーケットで配布するアプリ「miFa」
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 NTT東日本は2013年2月13日、単身者とその家族世帯を対象に、フレッツ光サービスを使ったコミュニケーション促進のための施策を3月から順次提供すると発表した。

 施策は大きく三つある。(1)NTT東日本が販売するタブレット端末、光iフレーム2用の「単身&かぞく応援アプリ『miFa』(ミーファ)」の提供、(2)テレビに接続して高画質テレビ電話を実現する端末、「ひかりシェアプレイス」の割引販売、(3)2回線のフレッツ光回線を合算請求対象とすることで月額料金を割り引く「単身&かぞく応援割」――である。NTT東日本は、これらの施策を「転勤や子どもの進学をきっかけに離れて暮らすようになった家族に利用してもらいたい」(NTT東日本ブロードバンドサービス部アライアンス担当・担当部長の滝澤正宏氏、写真1)としている。

 (1)のmiFaは、家族内に閉じた環境でメッセージや写真をやりとりするアプリである(写真2)。NTT東日本が運営するアプリマーケット「フレッツ・マーケット」を利用できる光iフレーム2、またはフレッツ・ミルエネ専用端末にインストールして利用する。インストールすると「ユーザー名@mifa.ne.jp」というメールアドレスが発行され、ユーザー設定画面で登録した家族のメールアドレスとの間でのみメッセージの交換が可能になる。NTT東日本は同サービスを提供するために、2月13日に総務大臣に活用業務の届け出を行った。

 miFaはメッセージ機能のほか、家族からのメッセージや写真を受信日順に表示する「カレンダー」、500Mバイトの容量まで写真をアップロードして、miFaをインストールした端末同士で共有する「アルバム」、一つの端末上で同一世帯内の家族がメッセージを残したり閲覧する「伝言板」の機能がある。
 miFaの提供開始は3月18日。利用するにはフレッツ・マーケットの利用料月額210円が必要である。

(2)のひかりシェアプレイス(関連記事)の割引は「単身&かぞく応援端末キャンペーン」として3月1日から4月30日までの期間に実施する。通常価格が3万9900円の端末を2万9400円で販売する。NTT東日本では、「ひかり電話によるテレビ電話を1通話30分までなら何回使っても月額525円で使える『テレビ電話チョイス定額』と組み合わせて、遠隔地の家族間でコミュニケーションしてもらいたい」としている。

 (3)の割引は、2回線のフレッツ光回線の利用料金を、どちらか一方の契約者がまとめて支払うことでフレッツ光回線の月額料金を割り引く。組み合わせる対象となるのはNTT東日本の営業エリア内のフレッツ 光ネクストまたはBフレッツで、フレッツ 光ライトは含まない。組み合わせ方は、戸建て向け回線(ファミリータイプ)と集合住宅向け回線(マンションタイプ)か、集合住宅向け回線2回線の2通りである。戸建て向け回線2回線の組み合わせは対象としない。
 割引額は、戸建てと集合住宅向けの組み合わせの場合では月額315円で、集合住宅向け2回線の組み合わせでは月額105円である。契約者名義が異なる場合でも、どちらか一方の契約者に支払をまとめれば割引を適用する。
 提供開始日は6月1日で、3月1日に申込受付を開始する。3月1日から4月30日までに申し込んだ場合、特典として提供開始となるまでの期間に応じた割引額相当のフレッツ光メンバーズポイントを提供する。

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