日本OpenStackユーザ会は2013年2月13日、オープンソースソフトウエア(OSS)のクラウド基盤ソフトウエアである「OpenStack」のカンファレンス「OpenStack Day Tokyo 2013」を3月12日に開催すると発表した。OpenStackだけをテーマにしたカンファレンスが国内で開催されるのは、これが初めて。

 OpenStackは、システム管理用のAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)などを備えたセルフサービス型のIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)を構築するためのソフトウエア。海外では、米ラックスペースホスティングや米ヒューレット・パッカードなどがパブリッククラウドのIaaSを提供するために採用している。日本でも、OpenStackに対応したSDN(Software Defined Network)ソフトウエアを開発するミドクラジャパンのようなベンチャー企業が登場している。

 3月12日のカンファレンスでは、OpenStackファウンデーションのCOO(最高執行責任者)であるマーク・コリエ氏や、OpenStackのユーザーである国立情報学研究所の横山重俊氏が基調講演を行うほか、OpenStackのソリューションを提供しているシステムインテグレーターなどが講演する。