図1●映像コンテンツ
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図2●音楽コンテンツ
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図3●総合エンタメアプリとして投入
図3●総合エンタメアプリとして投入
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図4●オリジナルコンテンツの例
図4●オリジナルコンテンツの例
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図5●ソフトバンクモバイルの強み
図5●ソフトバンクモバイルの強み
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図6●公式サイトと公式SNS
図6●公式サイトと公式SNS
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 エイベックス・エンタテインメント(AEI)とソフトバンクの合弁会社であるUULAは2013年2月13日、ソフトバンクモバイルのスマートフォン向け総合エンタメアプリ「UULA」のサービスを2月14日に開始すると発表した

 このサービスは、映画やドラマ、アニメなどの映像コンテンツ(図1)や、ミュージックビデオ、アーティストのライブ映像、カラオケなどの音楽コンテンツ(図2)、さらには映像と音楽のコラボレーションをテーマにした「UULA」オリジナルコンテンツなど、6万コンテンツ以上が月額490円で全て見放題となる。様々な種類のエンターテインメントを、追加の個別課金なく楽しめることから、「総合エンタメアプリ」と称している(図3)。「エイベックスの強みであるコンテンツ力を、UULAでも最大限に発揮していく」という。

 コンテンツは大きく調達品と、自主制作品の2種類から構成される。調達に向けては、サービス開始時にコンテンツパートナー会社として65社以上(音楽関連パートナーと映像関連パートナーの合計)と契約済みで、今後も随時増やしていく予定。

 エイベックスの企画力やコンテンツ制作力を生かしたオリジナル番組も提供していく。記者会見では、オリジナルミュージックビデオとドラマが紹介された(図4)。椎名桔平主演ドラマ「RETURN」は劇場公開も予定されており、「UULAから発信するコンテンツでムーブメントをしかけていきたい」と述べた。

 ソフトバンクの強みとしては、「通信」「端末」「販売」を挙げた(図5)。LTEによる高速通信により、高画質な映像配信が可能になったとする。UULAでは、1.5Mbps(640×480画素)、500kbps(480×360画素)、300kbps(320×240画素)の三つを用意した。端末については、Android機に加えて、iPhoneやiPad(Wi-Fiモデルは非対応)も利用できる。UULAの入会は公式サイトに加えて、全国2700店舗のソフトバンクショップで可能。4月末までは店頭申し込みに限り、1週間の無料お試しキャンペーンを実施する。

 さらに、テレビが備えるHDMI端子にスティック型のセットトップボックス(STB)を差し込んで利用できる「SoftBank SmartTV」にも対応予定である。

 機能面では利便性を重視したといい、四つの機能を代表例として紹介した。ユーザーの再生履歴に基づいたお薦めのミュージックビデオを自動で連続再生する「AUTO PLAY」、ユーザーがチェックしたお気に入りのコンテンツをまとめて連続再生できる「プレイリスト」、途中まで見ていた映画を続きから見ることができる「途中再生機能」、オフライン環境でも動画を視聴できる「キャッシュ(一時保存)機能」などである。

 UULAは、公式サイトに加えて公式SNSを2月14日に立ち上げる(図6)。最初は、サプライズ投稿を予定しているという。