日立製作所と博報堂は2013年2月13日、マーケティング分野でのビッグデータ活用事業で提携すると発表した。日立がデータ解析技術やサービス、博報堂がマーケティング戦略の立案・実行、といったそれぞれの強みを持ち寄り、顧客企業向けにマーケティングサービスを展開する。3年後をメドに、同事業で300億円規模の売り上げを目指す考えだ。

 同年4月1日、協働プロジェクト「マーケット・インテリジェンス・ラボ」を設立する。顧客企業に対して、マーケティング関連データの収集、加工、分析のIT基盤構築、マーケティング活動のプロセス改革のコンサルティングなどのサービスを提供。ビッグデータを活用したビジネス成果の実現まで一貫受注し、支援する。

 マーケット・インテリジェンス・ラボには、両社からそれぞれ約10人の社員が参加する見通し。同ラボの共同代表には、日立製作所 情報・通信システム社 スマート情報システム統括本部 副統括本部長の安田誠氏、博報堂 エンゲージメント・ビジネス・ユニット マーケティングプラットフォームビジネス開発部部長の山之口援氏が、それぞれ就任する。