写真1●ベンチャー支援の取り組みを説明するNTTドコモ フロンティアサービス部長の中山俊樹執行役員
写真1●ベンチャー支援の取り組みを説明するNTTドコモ フロンティアサービス部長の中山俊樹執行役員
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写真2●ベンチャー支援の新たなスキーム
写真2●ベンチャー支援の新たなスキーム
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写真3●ベンチャー支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」の概要
写真3●ベンチャー支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」の概要
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 NTTドコモは2013年2月7日、NTT持ち株会社からベンチャー投資を手掛ける100%子会社、NTTインベストメント・パートナーズ(NTT-IP)の全株式を取得し、グループを代表してベンチャー支援を強化していくと発表した。スマートフォン向けサービスの拡充や開発力の強化につなげる。同日の説明会に登壇したNTTドコモ フロンティアサービス部長の中山俊樹執行役員(写真1)は、「ベンチャー育成のエコシステム(生態系)を作り、世界に通用するサービスをどんどん育てていきたい」との意気込みを示した。

 NTT-IPの称号を変更し、新たなファンド運営会社ドコモ・イノベーションベンチャーズ(DIV)を2月下旬に設置する。今後は同社が、NTT-IPファンド投資事業組合と、2月下旬に設立するドコモ・イノベーションファンド投資事業組合を一元的に運営していく体制とする(写真2)。前者は従来と同様、広く一般のサービス、後者はモバイル向けサービスを主な対象として投資していく。

 NTTドコモは昨年10月に発表したベンチャー支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」(関連記事)も同日に始めた。第1回プログラムのテーマには「グローバル・スタンダードとなり得るモバイル活用サービス」を掲げ、優れたアイデアやビジネスモデル、技術を3月11日まで募集。書類審査やプレゼンテーション、面接審査などを経て5~6社のチームを選出する。