写真●店舗に設置する「ココシルタグ」
写真●店舗に設置する「ココシルタグ」
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 KDDI、ユーシーテクノロジ、ぐるなび、サイファの4社は2013年2月7日、NFC対応スマートフォンを活用したクーポンの利用促進、利用実態を把握するための実証実験「ココシル銀座 タッチ de クーポン」を実施すると発表した。実験期間は2月20日から3月31日までである。

 実験は、東京都と国土交通省が推進する「東京ユビキタス計画」の公募実験として実施する。ユーシーテクノロジが運営するポータルサイト「ココシル銀座」と連携する「ココシル銀座アプリ」をNFC対応Androidスマートフォンにインストールしてクーポンを受け取る。実験で配布するクーポンは、ココシル銀座登録店およびぐるなび加盟の飲食店、サイファが提供する「クーポンランド」加盟店などから一部店舗が参加する。

 利用者はココシル銀座アプリを使って店舗情報を閲覧したり、銀座の街路灯に設置された「ucodeNFC」タグを読み込むことで近辺の店舗リストを表示させて、事前に訪れる予定の店舗のクーポンをブックマークしておく。その後、訪れた店舗に設置されているNFCタグを内蔵した「ココシルタグ」(写真)にスマートフォンでタッチすることでクーポンを利用できる。店舗側ではどの時点でクーポンが利用されたかといった情報を把握できる。

 なお、クーポンの配布方法としてNFCタグだけでなくQRコードも用意する。このためNFC対応スマートフォンを持っていないユーザーも実験に参加することができる。また端末も、KDDIに限らず他キャリアのAndroidスマートフォンでもココシル銀座アプリをインストールすることでクーポンを利用できる。

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