伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2013年2月6日、ユーザー企業のビッグデータ活用を支援するSIサービス群を「CTC BD-Navi」というブランドで体系化した。6種類の既存サービスを束ねるとともに、新規にアセスメントと効果測定の2種類のサービスを追加した。受注目標は、今後3年間で合計30件。

 今回新規に追加したサービスの価格(税別)と概要は以下の通り。(1)「Analysis Quick Scan(情報活用アセスメントサービス)」は100万円からで、情報活用の実態をアセスメントする。(2)「ビッグデータトライアル分析サービス」は300万円からで、システム構築の効果を事前に測定する。

 (1)の情報活用アセスメントサービスでは、社内にどのような情報があるのか、有効活用されているのかを調査し、他社事例を踏まえて課題を抽出する。約4週間かけてデータの活用状況を可視化し、アウトプットとしてアセスメント結果報告書を作成/提出する。

 (2)のビッグデータトライアル分析サービスは、アプリケーションの種類に応じて四つのメニューに分かれる。「DM・メール配信最適化」「需要予測支援」「Web広告施策支援」「営業・保守要員リソース最適化」である。それぞれについて、システム構築の効果を測定する。

 CTC BD-Naviは、コンサルティングからシステム構築/実装までSI領域を広くカバーするSIサービス群。今回の二つの新サービスを除いた既存サービスとしては、「データ分析アドバイザリーサービス」「システム基盤アセスメントサービス」「データ分析アウトソーシングサービス」「分析プロセス定着化支援サービス」「製品選定・POC支援サービス」「システム基盤導入支援サービス」の6種類がある。価格はいずれも個別見積もり。