スマートフォンの利用者情報等に関する連絡協議会(SPSC)は2013年2月5日に、これまでの活動報告と今後のアクションプランに関する中間とりまとめを公表した。

 SPSCは、2012年8月に総務省が公表した「スマートフォン プライバシー イニシアティブ」を受けて2012年10月に設立された団体である。モバイルコンテンツ事業者やインターネット広告事業者、アプリマーケットを運営する事業者など24の業界団体らが参加し、スマートフォンユーザーのプライバシー情報の取り扱いについて、民間主導のガイドライン策定を目的に活動している。

 中間とりまとめでは、これまでに4回開催した会合での取り組みを報告するとともに、今後の活動について方向性を示した。今後SPSCでは、2012年12月20日に開設したポータルサイトを中心に、各業界団体におけるプライバシーポリシー策定の状況を発信し、取りまとめられた指針やガイドラインを紹介していく。また、引き続きアプリケーション開発事業者や、利用者向けにプライバシーの取り扱いに関する啓蒙や注意事項の周知などの活動を推進する。

 SPSCは3月18日に第5回目となる会合を開催する予定である。会合では引き続き、参加団体によるプライバシーポリシーやガイドライン策定の取り組み状況について情報共有する予定で、現在、報告する団体の調整を行っているとしている。

[SPSCのポータルサイトへ]