2013年2月5日、TISは給湯機器メーカーであるノーリツの中国現地法人にeラーニングシステム「楽々てすと君」の中国語版「百測無憂(バイツーウーイゥ)」を導入したと発表した。ノーリツの現地法人は2012年10月末に利用を開始。研修や試験の電子化や自動化により、年間約400万円のコスト削減を見込む。

 研修や試験の対象は現地の中国人従業員など約1400人。コンプライアンスやセキュリティ、生産技術に関する教育を実施する。従来は資料などを紙で印刷・配布しており、試験の採点などはすべて人手。遠隔地の従業員が参加する場合は出張費も必要だった。eラーニングシステムを導入することで、人的リソースやコストの効率化を図る。

 楽々てすと君はHTMLなどの知識がなくても、GUIベースで試験などのコンテンツを作成できるのが特徴。日本語のほか、英語と中国語に対応する。TISはオンプレミス型とSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型の2種類を販売しており、今回はオンプレミス型を提供した。