米国科学振興協会(AAAS)のオンラインニュースサービス「EurekAlert!」で現地時間2013年2月4日に公表された米コロラド大学デンバー校の調査結果によると、オンライン上の友達関係の終了は、オンラインにとどまらず現実世界にも影響を及ぼすという。

 SNSサイト「Facebook」で友だち関係から削除する操作“unfriend(アンフレンド)”を自分に対して行われた場合、自分をアンフレンドした相手を実生活で「避けるようになる」という回答者は40%にのぼった。約50%は「避けようと思わない」と答え、残りの約10%は「分からない」だった。

 アンケート調査では「Twitter」サイトを利用し、582人から回答を集めた。性別でみると、男性より女性の方が自分をアンフレンドした相手を実生活で避けるたがる傾向が高かった。

 また、自分をアンフレンドした人を現実世界で避けようと決心させる最も大きな要因は、相手がそのことを誰か他の人に話しているかどうかだった。「誰かに話すということは、友達関係の終わりを公式に宣言していることになるためだ」と同大学コンピュータ科学・情報システム科のChristopher Sibona氏は説明している。

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