米Hewlett-Packard(HP)は現地時間2013年2月4日、Webアプリケーションに特化した米GoogleのOS「Chrome OS」を搭載するノートパソコン(総称「Chromebook」)として「Pavilion 14 Chromebook」を米国で発売した。同社の直販サイト「HPDirect.com」で購入可能。希望小売価格は329.99ドルから。

 Chromebookは、GoogleのWebブラウザー「Chrome」によるWebアプリケーション利用に焦点を当て、高速な起動やスリープからの復帰、ソフトウエアの自動更新、セキュリティ侵害からの自動復旧などを特徴とする。現在韓国Samsung Electronicsと台湾Acerの製品が販売されており、HPがChromebookを投入するのは今回が初めて。

 Pavilion 14 Chromebookは、14インチの「HD BrightView」ディスプレイ(解像度は1366×768ドット)を備えており、Chromebook製品の中では最大のサイズ。動作周波数1.1GHzの米Intel製「Celeron」デュアルコアプロセッサとHDグラフィックス、16GバイトのSSDストレージ、2Gバイトのメモリー(最大4Gバイトまで拡大可能)を内蔵。HD対応カメラを搭載し、HDMI、USB 2.0、Ethernetポート、SD/MMCカードスロットを装備する。デュアルバンドWi-Fi(802.11 a/b/g/n)とBluetooth 3.0に対応。バッテリーは取り外し可能で、持続時間は4時間15分という。Googleのオンラインストレージ「Google Drive」を100Gバイトまで、2年間無償で利用できる。

 外形寸法は幅13.66(約347mm)、高さ9.37インチ(約238mm)、厚さ0.83インチ(約21mm)。重量は3.96ポンド(約1.8kg)。

 なお中国Lenovo Group(聯想集団)も、11.6インチディスプレイの教育機関向け「ThinkPad X131e Chromebook」を2月26日に発売する予定。

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