インテックは2013年2月1日、横浜銀行にリテール顧客向けCRM(顧客情報管理)システムをクラウドで提供し始めたと発表した。インテックによれば、「プライベートクラウド」形態でCRMシステムを利用するのは、国内の地方銀行では横浜銀行が初めてだという。「年間の運用・保守コストを5割削減することを目指す」(インテック)。

 横浜銀行は2013年1月から、インテックの金融機関向けサービス「F3(エフキューブ)」を利用している。エフキューブの導入で、投資型商品の販売を強化する。

 同行は就職や結婚、住宅の購入、退職といった人生の節目やイベントを見極めて、顧客に最適な商品やサービスを提案する経営手法「EBM(イベント・ベースド・マーケティング)」を採用。そこでもエフキューブを活用している。

 横浜銀行はエフキューブを使うユーザーの数に応じて、利用料を支払う。インテックは既に90以上の金融機関にエフキューブを提供している。