2013年1月31日、カメラ映像機器工業会(CIPA)が主催する、写真関連製品の展示会「CP+ 2013」が神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開幕した。昨年を上回る96社・団体が参加し、新製品の展示や撮影体験会、撮影講座などを実施している。入場料は1000円だが、公式サイトで事前登録すれば無料で入場できる。開催は2月3日まで。
展示されている新製品の多くは、各社が1月29日~30日に発表したもの。さらに、正式発表前の交換レンズなどを参考出品しているメーカーもある。ここでは、交換レンズを中心に、注目の展示品を紹介する。
ミラーレス一眼の主要規格であるマイクロフォーサーズ系のレンズは2社が出展していた。パナソニックのブースでは、「150mm/F2.8」「42.5mm/F2.8」の2本の単焦点レンズを展示。どちらも、マイクロフォーサーズではこれまでにない焦点距離となる。
また、タムロンのブースでは、同社初となるマイクロフォーサーズレンズ「14-150mm F/3.5-5.8 Di III VC」を展示していた。10.7倍の高倍率ズームで、手ブレ補正機能を内蔵しながら、他社製品よりも小型化している。
ソニーは、同社のミラーレス一眼用の「E 20mm F2.8」「E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS」と、デジタル一眼レフ用の「Planar T* 50mm F1.4 ZA SSM」を展示する。また、1月7日~11日に米国で開催された「2013 International CES」で展示していた、4K映像を撮影できる一般消費者向けのビデオカメラや、デジタル録画双眼鏡も展示する。
このほか、ケンコー・トキナーはデジタル一眼レフ向けの望遠ズームレンズ「AT-X 70-200 F4 PRO FX VCM-S」と広角ズームレンズ「AT-X 12-28 F4 PRO DX」を展示。実際に試すこともできる。シグマもミラーレス一眼用の新製品「60mm F2.8 DN」「30mm F2.8 DN」「19mm F2.8 DN」やデジタル一眼レフ用の「30mm F1.4 DC HSM」などを展示している。