NTT東日本は2013年1月29日、フレッツ光サービスの割引サービスを見直すと発表した。(1)にねん割の集合住宅向けサービスへの適用拡大と、(2)フレッツ光メンバーズクラブの加入者に対して毎月提供しているポイント付与の条件見直しの二つである。

 (1)のにねん割は24カ月単位での継続利用を条件に月々の利用料を割り引くプランである。これまで戸建て向け回線だけを対象としていたが、3月1日から集合住宅向け回線も対象とする。申し込み受付は2月1日から。

 対象となる回線はフレッツ 光ネクストのマンション・ハイスピードタイプとマンションタイプおよびBフレッツのマンションタイプである。割引額は月々105円である。例えば、16契約以上が見込める集合住宅向けの「プラン2」では月額2887.5円(光配線方式とVDSL方式の場合)となる。解約金は1575円である。

 戸建て向けのにねん割の割引額である月々735円(解約金9975円)に比べると割引幅は少ないが「競合の状況と財務への影響を勘案した割引額である」(NTT東日本)としている。

 (2)のマンスリーポイントの見直しは、5月1日以降の新規加入者に対して適用条件を変更し、にねん割に加入することをポイント付与の条件とする。対象となる回線はフレッツ 光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ/ファミリータイプとマンション・ハイスピードタイプ/マンションタイプおよび、Bフレッツのハイパーファミリータイプとマンションタイプである。

 なお、4月30日までにフレッツ光メンバーズクラブに登録すれば、にねん割の利用の有無にかかわらずポイントを付与する。ビジネスタイプや フレッツ 光ライトのポイント適用条件は変更しない。また、現在はフレッツ光メンバーズクラブの入会時やフレッツ光の開通工事に付与しているポイントは、2月28日に廃止する。

[発表資料へ]