ファーウェイ・ジャパン(華為技術日本)は2013年1月28日、転送速度が16ギガビット/秒のファイバチャネル(FC)と12ギガビット/秒のSASインターフェースを搭載したハイエンドストレージ「OceanStor T」シリーズを発表した。出荷時期や価格は未定だが、日本市場での販売も検討している。
OceanStor Tシリーズは、ハードディスクを最大1440個搭載できるハイエンドストレージ装置である。今回、サーバーと接続するFCインターフェースの転送速度を従来の8ギガビット/秒から16ギガビット/秒に高速化したほか、ストレージ装置内のディスクインターフェースについても、従来の6ギガビット/秒のSASを12ギガビット/秒に高速化した。
ファーウェイは2012年に、サーバーやストレージ製品を法人顧客向けに販売する部門を、日本法人内に設立した。日本ではスマートフォンや通信機器メーカーとしての印象が強いファーウェイだが、海外では2000年代前半からサーバーやストレージ装置も販売している。現在は同社のサーバーやストレージ製品に関する日本企業のニーズを見極めている段階で、引き合いがあった場合は日本でも販売するとしている。