NTTぷららは2013年1月25日、月額980円で100万曲以上の楽曲が聴き放題となる音楽配信サービス「ひかりTVミュージック」を開始すると発表した。3月1日にAndroid OS搭載のスマートフォン向けの配信サービスを開始し、3月上旬から順次iPhone、ひかりTV対応チューナーにもサービスを拡大する。

 ひかりTVミュージックは、音楽配信を手がけるレコチョクとの協業で提供するもので、邦楽を中心に全20社の音楽制作会社が提供する100万曲以上の楽曲をストリーム方式で配信する。音源形式はAACコーデックで、スマートフォンで聴く場合は専用アプリで128kbpsまたは320kbpsのビットレートを選択する。一度聴いた楽曲は端末内に一時的にキャッシュするため、通信できない状態でも一定数の楽曲を聴くことができる。

 利用できる端末は、Android2.3以降のスマートフォン(008Z、009Z、104SHは除く)とiOS5.0以降のiPhoneで、タブレット端末はサポート外である。ひかりTV対応チューナーではPM-700、ST-770、M-IPS2000の3機種が対応し、320kbpsの楽曲を聴取できる。NTTぷららが2013年春にも発売予定のAndroid搭載次世代STBでも対応する予定である。また夏頃にもWindowsパソコンへの対応を予定している。

 なおレコチョクは1月23日に月額980円と同一料金の定額音楽配信サービス「レコチョク Best」を3月に開始すると発表したが、ひかりTVミュージックではテレビでの聴取が可能である点などサービス仕様に違いがある。

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