写真●米アップル ティム・クックCEO
写真●米アップル ティム・クックCEO
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 米アップルのティム・クックCEO(最高経営責任者、写真)は米国時間の2013年1月23日、2012年10-12月期の決算について電話会見した。同期の売上高は545億ドル、純利益は130億ドルで、それぞれ前年同期比18%増、0.1%増となった(関連記事:Appleの2012年10~12月期決算、18%増収もアナリスト予測に届かず)。

 会見では製品価格の値下げやシェア拡大の戦略について質問が出たが、クックCEOは「価格戦略についてはコメントしない」とし、「大切なのは顧客がアップル製品を買って使うことではなく、アップル製品を愛してくれることだ」と語った。自らの役割を「創造性を高める製品を生み出すために社員をまとめること」とし、製品開発を最優先することを強調した。

 また、2012年12月で保有する現金が230億ドルに膨れ上がっていることから、同社は新たな株主還元策を考えていることを明らかにした。自社株買いや配当について検討している。