写真1●通信網設備の故障箇所特定、復旧作業
写真1●通信網設備の故障箇所特定、復旧作業
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写真2●通信ケーブル・お客様宅内の故障箇所特定、復旧作業
写真2●通信ケーブル・お客様宅内の故障箇所特定、復旧作業
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写真3●電気通信サービスの故障受付、復旧手配
写真3●電気通信サービスの故障受付、復旧手配
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 NTT東日本は2013年1月23日から24日まで、東京都調布市入間町の同社研修センターにおいて「現場力向上フォーラム」を開催している。技能系社員の高齢化に伴うスキルの継承や、ブロードバンドサービス拡大によるサポートニーズの多様化への対応力を高めるのが目的。今回が6回目となる。NTTグループ企業を中心に毎回5000人強を動員するイベントとなっている。

 フォーラムでは工事施工や保守に関わる技術展示のほか、各支社から選抜された社員による「技能競技会」を開催している。報道陣には(1)通信網設備の故障箇所特定、復旧作業、(2)通信ケーブル・お客様宅内の故障箇所特定、復旧作業、(3)電気通信サービスの故障受付、復旧手配---の3競技が公開された。

 (1)の「通信網設備の故障箇所特定、復旧作業」はひかり電話の障害を想定して、局舎内の設備から故障箇所を特定して復旧する。ネットワークを集中管理するオペレーションセンターからの遠隔指示に従い、支店の社員が2人一組で復旧作業に当たる(写真1)。80分の制限時間内で作業を完了させるのがポイントだ。

 (2)の「通信ケーブル・お客様宅内の故障箇所特定、復旧作業」はユーザー宅内設備や宅外のケーブルに障害が発生したケースを想定。宅内設備を点検・復旧する要員と宅外設備を担当する要員の2人一組で90分以内の復旧を目指す(写真2)。故障箇所の特定が困難な作業となるため、2人の連携がポイントになるという。

 (3)の「電気通信サービスの故障受付、復旧手配」は前2者とはやや方向性が異なり、電話オペレーターによるユーザーからの故障対応を競う(写真3)。25分の持ち時間内で、故障によってイライラしているユーザーと協力しながら障害箇所を特定して復旧をサポートする。