デジオンは2013年1月23日、デジタル放送録画番組の宅外での遠隔視聴を行う「DTCP+」のリモートアクセス機能を実現した「DiXiM リモートアクセスサービス」を開発し商用サービスとして2013年2月に提供を開始すると発表した。商用サービスとしての提供は世界で初めてという。

　開発したサービスは、一般社団法人のデジタルライフ推進協会（DLPA）が定める「DLPAリモートアクセス ガイドライン」に対応したオンラインサービスで、このガイドラインの策定作業ではデジオンが中心的役割を果たしているという。今後、「DLPAリモートアクセス ガイドライン」に対応したサーバー機器やプレイヤー機器との連携動作によって，リモートアクセスの機能を提供する。

　DTCP+（DTCPプラス）とは、2011年12月にリリースされた「DTCP-IP Release1.4」で追加されたDTCP-IPリモートアクセスをはじめとする新機能群を示す通称。これまでDTCP-IPの接続範囲はホームネットワーク内に限定されていましたが、DTCP+のリモートアクセスに対応したサーバー機器とプレイヤー機器を用いることで、インターネット越しのDTCP-IP接続が可能になる。

　現在デジオンでは、DiXiM リモートアクセスサービスに対応したアプリケーションを、パソコンや組み込み機器、モバイル機器の各種プラットフォーム向けに開発中で，順次機器メーカー向けあるいはリテール市場向けに提供を開始する予定。

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