写真●日本オラクルの三澤智光専務執行役員製品事業統括
写真●日本オラクルの三澤智光専務執行役員製品事業統括
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 日本オラクルは2013年1月22日、「Oracle Audit Vault and Database Firewall」を発表、2月5日から出荷を開始する。同社のデータベース(DB)向けセキュリティソフト「Oracle Database Firewall」とログ収集管理ソフト「Oracle Audit Vault」を単一製品に統合して提供する。DBのセキュリティを高めつつ、システム監査向けにログ管理などができることが特徴だ。他社製DBやOSなども管理できる。

 Database FirewallサーバーはDBの前段に配置し、SQLインジェクションなどの不正アクセスを監視・防御する。SQLの文法を理解する解析エンジンを搭載しており、パターンマッチング型に比べて検知漏れが発生しにくいという。

 Audit VaultサーバーはOracle Databaseをはじめ、SQL ServerやMySQLなどのログを収集する。SolarisやWindows ServerといったOSなど、DB以外のログも収集して一元管理することが可能だ。日本オラクルの三澤智光専務執行役員製品事業統括(写真)は「セキュリティ対策と合わせて、監査対策でログをしっかりと管理したいという顧客ニーズが強い」と話す。

 Oracle Audit Vault and Database Firewallはソフトウエアアプライアンスとして、チューニング済みのOSなども一括提供する。価格は管理対象となるサーバーの1プロセッサあたり65万2200円となる。