富士通ネットワークソリューションズ(FNETS)は2013年1月22日、タブレットやスマートフォンなどから社内Webシステムやクラウドサービスを利用できるソリューション「モバらくだ for スマートデバイス」を発売し、4月から出荷すると発表した。モバイル端末からの情報漏洩を防ぐため、「画面転送」技術を活用するのが特徴だ。

 利用者は社内に設置した専用サーバーに、モバイル端末を使ってアクセス。専用サーバー上でブラウザーを動かし、社内Webシステムや企業が契約したクラウドサービスを操作する。モバイル端末で操作するごとに、サーバー上のブラウザー画面を転送する形でシステムを利用する。画面転送された情報を閲覧しているだけなので、モバイル端末に社内システムのデータが残らない。

 400ユーザーで利用する場合、機器やソフト、構築・保守を含めた初年度の費用は1200万円。次年度以降は年間400万円となる。FNETSは今後3年間で40億円の売り上げを目指す。