写真●グループコミュニケーションサービス「LINE BAND」
写真●グループコミュニケーションサービス「LINE BAND」
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 NHN Japanは2013年1月22日、運営する無料通話・メールアプリ「LINE(ライン)」の連携サービスとして、グループコミュニケーションサービス「LINE BAND」の提供を開始した(写真)。

 LINE単体では1対1や複数人のコミュニケーションに最適化された仕様になっている。友人グループや同級生、サークルなどのメンバーが継続的にコミュニケーションを取る場合に、過去にさかのぼって発言を調べたり、グループで同じ情報を共有したりするのに不向きだった。

 LINE BANDはこの弱点を補う。「BAND」と呼ぶグループを任意に設定したうえで、このグループ単位でメッセージをやり取りできるほか、写真アルバムやスケジュールの共有、アンケート・投票などが使える。

 LINE BANDはLINEアカウントと連携して利用できる。BANDのグループメンバーには、LINE上の友達のほか、Facebookアカウントと連携してFacebook上の友達を招待することもできる。

 LINE BANDを使うためには、別途、無料の専用アプリ(iOS/Android用)のインストールが必要。米Appleの「App Store」などからダウンロードできる。LINEアプリ内の「LINE Channel」のコーナーからもダウンロード可能だ。現時点では、日本語・英語・韓国語・中国語に対応する。

 LINEは1月18日に全世界の登録利用者数が1億人を突破した(関連記事)。利用者数の急成長が続いているものの、類似の無料通話アプリのリリースが相次いでおり、LINE BANDのような連携アプリを充実させることで競合に対抗する。

[NHN Japanの発表資料]