韓国Samsung Electronicsが8インチディスプレイ搭載モデルの「GALAXY Note」を来月発表する予定だと、複数の米メディアが韓国ニュースサイト「News 1」および「iNews24」の記事を引用する形で、現地時間2013年1月21日に報じた。

　米Apple Insiderや米Forbesによると、Samsungモバイル事業担当バイスプレジデントのJong-Kyun Shin氏は、GALAXY Noteシリーズに中型モデルを追加する計画を認めたという。同氏は価格や仕様については明かさなかったが、2月にスペインのバルセロナで開催される「Mobile World Congress」で披露すると述べた。

　Galaxy Noteシリーズには、5.3インチのオリジナルモデルのほか、5.5インチの「Galaxy Note II」と10.1インチディスプレイの「Galaxy Note 10.1」がある。8インチモデルは、米Appleの7.9インチタブレット「iPad mini」に対抗する製品という位置付けになると見られる。

　Samsung関連のニュースブログ「SamMobile」が入手した情報では、8インチ版GALAXY Noteは解像度1280×800ドットの「Super Clear LCD」、動作周波数1.6GHzのクアッドコアプロセッサ、2Gバイトのメモリーを搭載し、500万画素のメインカメラと130万画素のフロントカメラを備え、OSに「Android 4.2」（開発コード名は「Jelly Bean」）を採用。外形寸法は211.3×136.3×7.95mm、重量は330gという。ちなみにiPad miniは、外形寸法が200×134.7×7.2mmで、重量は約308gとなっている。

　また米Ars Technicaは、8インチ版GALAXY NoteがSamsungの独自プロセッサ「Exynos 4」あるいは「Exynos 5」を搭載し、販売価格は200～300ドルの範囲になると予測している。